名探偵コナン天空の難破船(ロストシップ)

アニメ「名探偵コナン」の劇場版、第14弾だ。青山剛昌原作で、監督は山本秦一郎・脚本は最近本シリーズを担当している古内一成だ。いつも思うのだが、約100分の上映時間で見ごたえがある話にしている。子供相手に銃を使う犯人の姿勢は疑問だけど、どんでん返しが用意されていて楽しい。飛行船の上で鈴木財閥の次郎吉氏と怪盗キッドの対決に、謎のテロリストの登場と盛りだくさんの脚本がうまい。

いつも煮え湯を飲まされている鈴木次郎吉は、対決の場を空に設定する。世界最大の飛行船を作り、東京から大阪まで「天使の貴婦人」という宝石を運ぶ。万全の警備体制をしいて、空の上なら怪盗キッドも手を出せないだろうと考えたのだ。江戸川コナンや蘭姉ちゃん、小五郎のおじさんに少年探偵団も飛行船に乗る。テレビ局の取材クルー、警備担当者と飛行船のクルーもいる。

その飛行が実行される直前、ある微生物研究所から猛毒の細菌が爆破事件のすえ盗まれる。警視庁の捜査は細菌強奪事件に集中して、飛行船はマークが薄くなる。その事件を起こした一味が、飛行船に乗り込んできて数個の爆弾を設置して船内を制圧する。空中に浮かんでいる飛行船には、警察が乗り込むことは難しい。二転三転する物語と、コナンたちの謎解きがおもしろい。お子様でもわかりやすくて、納得できる



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