すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん

益田ミリ原作の「すーちゃん」シリーズを、御法川修監督が映画化した。30代未婚女性の本音をユーモラスに描いていて、興味深い。柴咲コウ・真木よう子・寺島しのぶの実力派女優が共演しているので、安心して見られた。女性の方は共感する部分が多いだろうし、男性にとっても女性の本音を知る教材になるだろう。ただ、水曜日のレディースデイに入るのに勇気が必要だった。

物語は淡々と進んでいくけど、主人公が3人いるみたいなので見ごたえがあった。わては見ていて退屈しなかったけど、もう少し笑わせるシーンがあればよかった。すーちゃん(柴咲コウ)はカフェに勤務して12年、今や店の看板の文字を書く役目を担っている。正社員であり、メニューの開発にも熱心でやる気もある。34歳になるけど、仕事がおもしろい。バイト時代に知り合ったまいちゃん(真木よう子)は、OA機器メーカーで働いている。同じくさわ子さん(寺島しのぶ)は在宅で仕事をするIT関係のデザイナーのようだ。

すーちゃんはマネージャーの中田(井浦新)に好意を持っているが、なかなか言い出せない。まいちゃんは、上司や部下の尻拭いをするほどの実力があるけど妻子持ちの男性と不倫をしている。さわ子さんは、痴呆症になった祖母を介護する母が気になって家を出ることができない。そんな三人は、野山にピクニックに行ったり鍋パーティーをしたりして楽しく過ごしている。

すーちゃんには、自分が勤めている店の店長にならないかとオーナーに言われてしまう。同僚はこっそりと中田マネージャーと付き合っており、結婚すると言い出す。そこで、すーちゃんは店長になる決心をする。また、まいちゃんは不倫相手を捨てて結婚相談所に登録する。もうアホな上司や部下の面倒を見るのをやめて、出直そうと決意するのだ。さわ子さんも、祖母を介護施設に預けて母と歌舞伎に行く。背負っていた荷物を下ろして、自分の生き方を見つけようとするのだ。

なんだか女性の描き方が爽やかで、楽しそうなのだ。それに比べて、男性陣はつまらない。男性の生き方だって、もっと色々あるはずなのだけど省略されている。男性はスーツでカフェに面接に来たケースのように、成果をすぐに求められているからなのか。どうも、格好いいやつがいない。この映画は女性向けということだろうか、それとも実際に生き生きとした男性が少なくなったのだろうか。

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