エンド・オブ・ホワイトハウス

「トレーニング・デイ」のアントワーン・フークア監督が、ジェラルド・バトラーを主演にして作ったホワイトハウスが危機に陥る映画だ。今年はホワイトハウス関連の映画がほかにも公開されるので比較してみたいもんだ。ロッキードC130ハーキュリーズがワシントン上空に突如出現して始まる15分間のリアルなテロリストの襲撃が迫力満点で、どんどん引き込まれた。元シークレットサービスが孤軍奮闘する様子はダイ・ハードそっくりで、大いに楽しめた。

2年前、アメリカ大統領(アーロン・エッカート)のシークレットサービスだったマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は、凍結した路面でスリップして橋から落ちる車から大統領を救い出した。でも大統領夫人を救うことができず、財務省のデスクワークに転じていた。大統領とはボクシングのスパーリングをしたり、一人息子のコナー(フィンリー・ジェイコブセン)とも仲良しだった。もうシークレットサービスに復帰するのは無理だと周囲も考えていた。

そんなある日、突然戦車用の機関砲を装備したC130がワシントン上空に侵入してくる。スクランブルした戦闘機には攻撃して撃ち落としていた。ホワイトハウス周辺や敷地内にいる人間を襲撃して、マイクが異常に気がついて駆けつける。フェンスのそばで爆弾を持ったバックパッカーを殺すが、ゴミ収集車に乗ってテロリストがやってくる。その日はたまたま韓国の首相が来ていたけど、その一行の中にテロリストがいた。

大統領はその韓国の一行と地下の緊急用の部屋に降りる。そこに同行したシークレットサービスの一人と、韓国の一行に紛れ込んでいたテロリストに制圧されてしまう。地上にいたシークレットサービスは全滅して、一人侵入したマイクだけが残る。さらに、一人息子のコナーもどこかに隠れて無事だった。副大統領や国防長官も捕まってしまい、外から大統領の臨時を勤めるのは下院議長のアラン・トランプル(モーガン・フリーマン)だった。

テロリストたちは北朝鮮から脱北して渡米した人間たちで、限りなく北の関係があるようだ。核爆弾の作動コードを知るのが目的だったテロリストたちは、人質を一人づつ殺害していく。そして、とうとう三つのコードを作動させてしまう。近くの基地から応援の軍隊が駆けつけるのに15分かかることをリサーチして、脚本が組み立てられている。あとから考えると、突っ込みどころがいっぱいある。でも、結構ドキドキできた。

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