ワイルド・スピード EURO MISSISON

ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが車で猛スピードを出して活躍するシリーズの第6弾だ。ヨーロッパ・ロンドンに舞台を移して、強力な国際犯罪組織に対抗するために散り散りになっていたメンバーが再招集されて奮闘する。フォーミュラーカーみたいな格好で車の先端に対向車も跳ね上げるスポイラーを付けたやつや、本物の戦車が登場する。映画のラストでは大型輸送機で逃げるのを追跡するシーンがある。考える暇を与えない次から次に繰り出されるカー・アクションは圧巻だ。何回見ても飽きないだろう。

ドミニク(ヴィン・ディーゼル)とブライアン(ポール・ウォーカー)は、海岸沿いの断崖の上の道でレースをしている。仲間なので殺意はないけど、一歩間違えると崖の下に落ちてしまう。本編の物語では、この雰囲気で最後まで続く。ドミニクの前に、前作で追手だったホブス(ドウェイン・ジョンソン)がやってくる。ヨーロッパで警察の手に負えない犯罪組織が暗躍しており、その逮捕のために協力してくれという。即座に断るつもりだったが、死んだはずの元恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)の最近の写真を見せられて気が変わる。なんと彼女がその一味の一人だというのだ。

すぐに世界各地に散らばっている仲間に招集を掛けると、ロンドンにローマン(タイリーズ・ギブソン)・テズ(クリス・リュダクリス・ブリッジス)・ハン(サン・カン)・ジゼル(ガル・ギャドット)らが集まる。オーウェン・ショー(ルーク・エヴァンス)という元軍人率いる組織が逃亡するのを、ドミニクたちが追いかけると車の電子機器を狂わせる装置を発射されて巻かれてしまう。新しい車がだめだとわかり、一昔前の車を入手する。また、レティを追い詰めたドミニクは肩を撃たれてしまう。レティは大怪我を負い、記憶を失ってショーに拾われたのだ。

ロケット弾みたいなイカリの発射装置が後々の展開に生きてくる。特別措置でアメリカの刑務所に戻り、自分が逮捕したプラガ(ジョン・オーティス)にブライアンが面会に行く。しかも、囚人として行く。独房にいるプラガに会って、「すべての組織にスパイがいてお前たちのことはすべて知っている」と言われる。それがそのまま物語に反映される。レティがドミニクの側に戻ったと思ったら、こちらからあの女性が反対側に戻る。ここら辺で訳がわからなくなる。

戦車が高速道路を走ったり、フォーミュラーカーの先端に対抗車も突き上げる部品をつけたやつ、すごいアクションだ。橋を撃ち落としたり、輸送機の中から車が飛び出したりする。家族を人質に取られてショーたちは逃げるのだけど、大型輸送機と空港で落ち合う。それを追いかけるラストは、まさに冷や汗をかいた。こんなにてんこ盛りのアクションを見せられたら、大満足なのだ。

東京に戻ったハンをぶっ飛ばすのは、ジェイソン・ステイサムだ。次作に登場予定か。くれぐれも公道で真似をしないようにしましょう。高い罰金と重い点数が待っているのだ。
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