映画 謎解きはディナーのあとで

同名のテレビドラマの映画化だ。櫻井翔と北川景子に椎名桔平の浮世離れした刑事と執事が難事件を解決するコメディだ。対象の観客層は嵐のファンの方々で、映画の内容もしっかりとそれに沿っている。小中高の女子がグループで観るのに最適の物語になっている。世界に名前がとどろいている財閥の一人娘とハンサムな執事とちょっと間の抜けた風祭警部が、豪華客船のクルーズの最中に起きた難事件を解決する。凶悪なテロ組織のシージャックではなくて、複雑な人間関係を底流に忍ばせているのが見事だ。

宝生財閥の総帥の一人娘麗子(北川景子)は国立署の警官として同僚に気づかれずに働いている。上司の風祭警部(椎名桔平)は難事件を次々に解決したと思い込んでいるが、実際には麗子の執事である影山(櫻井翔)が犯人を突き止めていた。そんな三人が乗り込んだのが、宝生財閥の所有する豪華客船「プリセンスレイコ」号だ。麗子と影山はバカンスで、風祭刑事は国立市からシンガポポールに寄贈される「Kライオン」という美術品の警護で乗船していた。

部下の宝生君と財閥の一人娘宝生麗子が、風祭刑事にとっては同一人物ではないことがお笑いの肝になっている。執事の影山と風祭警部は顔見知りだ。クルーズが始まってすぐに、ある大金持ちが船から落ちて発見される。ライフジャケットをつけていたのに、死因は射殺だという。せっかくのバカンスを仕事に駆り出された麗子は影山と捜査に乗り出すが、客船をシンガポールまで止めてはいけないと犯人から脅迫される。さらに、第2の殺人まで起きて、捜査が難航する。乗員乗客3千人が容疑者かと疑わせる。

狙われるお宝としては、「Kライオン」のほかに宝生家に伝わるブルーダイヤモンドの原石も客船に乗っていた。ブルーダイヤモンドは影山が暗証番号と鍵を管理していたが、麗子が誘拐されてしまい影山とともに救難艇に閉じ込められて客船から切り離されてしまう。そして、二人は無人島に流れ着いてしまうのだ。

そこで影山は、麗子に「お嬢様の頭は難破船でございますか」と言い放ち反撃を開始する。それにしても、実に物語がうまくできている。町内会の抽選で乗船券を当てた女性(宮沢りえ)、やたらとギャンブルが好きな社長(生瀬勝久)、コソ泥(竹中直人)、船の上で仕事としている父(中村雅俊)と娘(桜庭ななみ)などキャラが立っている登場人物が実に楽しい。夏休みの気晴らしに最適の映画かも。

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