半沢直樹最終回

半沢直樹最終回。大和田常務(香川照之)に言いくるめられた近藤(遠藤憲一)は、秘密資料を大和田に渡し銀行に戻れることになる。半沢はその秘密資料の内容を頭取に話す。内示が出ていないけど、近藤が広報部長として銀行に戻ることがわかる。半沢は近藤を剣道場に呼び出す。でもなかなか近藤はやってこない。「待っていたぞ、近藤」と半沢が言う。「半沢、おれは」と近藤が返す。剣道では、近藤が負け続ける。

「半沢、」「近藤、生きていくって大変だな」、「ノルマはきついし、なんで銀行員になったのかと思うよ。片道切符の島流しだ。広報部はお前の夢だったな。いいじゃないか。それで」「でも半沢、おれはお前たちを裏切った」「お前はタミヤ電機を立て直して広報部に戻った。報告書のことは気にするな。」近藤は涙を流す。

近藤を許すということはお前が窮地に陥る。渡真利(及川光博)はなんとか方法がないか考える。大和田は自分の立場を守ることで精一杯だ。そこへ、金融庁からこの間の金融庁検査の態度が問題だと、次回の取締役カイで半沢の出向が議題になるとわかる。花は、「黙って大和田にやられるつもりはないんでしょ。」と言う。「私、あなたをひとりの人として尊敬するわ。出向になれば、銀行なんて小さな世界だよ。出向が怖くて銀行員ができるか。」と花は直樹に言う。

中野渡頭取(北大路欣也)に半沢はいきさつを説明する。銀行員にとって一番大切なものは何か、「人を見る目だよ」と頭取は言う。大和田がなぜ迂回融資という方法を使って、妻の会社に融資しなければいけなかったのか。調べてみよう。「お帰り、近藤」と二人は出迎える。羽根専務に会いに行く。あの損失は間違いなく事故だけど、それを大和田に利用されたと羽根専務は言う。25年前にもあなたはそうやって傘をさしていた。私の父は銀行に殺されたのも当然なのだ。「今更25年前のことを言われてもねえ」と大和田は言う。ところが、半沢の父が土地を担保したので銀行が損失をまぬがれたという会話を直樹少年は聞いていた。半沢は、「やられたら倍返しだ」と大和田に言う。

前から気になっていることがある。黒崎と大和田常務がつながっていることが疑われる。融資部から地下2階に資料を運んだと伝わる。黒崎は誰かと電話をしている。福山を問い詰める半沢。上の命令でやったと言う。「岸川」に指示されたという。黒崎に弱みを握られたか、岸川取締役(森田順平)の狙いを解明しないといけない。半沢の椅子に大和田が座っている。「報告書を取り下げてみないか。面倒なんだよ。」と言われるけど、「お断りします」と半沢は答える。「近藤を切り捨てればいいよ」と大和田が言う。「やられたらやり返す。あなたには百倍返しだ。」と大和田に言い返す。

花が愛妻弁当を持ってやってくる。奥様会で色々と情報を集めたけど、あまり集まらなかったという。「岸川部長の娘が金融庁に勤める男性と結婚する」という情報を得る。銀行員の娘が金融庁の人間と結婚するのはタブーだと言っていたのだという。岸川取締役に問い詰める。「事実でないことは認められないよ」「このたびは娘さんの結婚おめでとうございます。」「娘さんの結婚相手は黒崎」娘婿である相手を大切にする気持ちはわかります。この件はマスコミに流させてもらう。「娘だけは巻き込まないでくれ」と岸川は半沢に頭を下げる。

「せめて結婚だけは邪魔しないでね」と黒崎(片岡愛之助)に半沢は、岸川のマンション前で言われる。

取締役会に半沢が呼ばれる。「では半沢次長、説明しなさい」。「貝瀬支店長は上からの指示に従っただけだ。伊勢島ホテルの件を説明する。タミヤ電機の迂回融資も説明する。「どうもこの報告書は私に対する悪意に満ちている」と大和田が言う。「妻が勝手にやったことだから知りませんとはいつから政治家のようなことを言うようになったのですか。ラフィットの経営者である妻、1億円の借金がある。」
「我が銀行全体のモラルが問われているのだ。」
「弱い者は切り捨て、部下は上司のご機嫌を伺ってへいこらしている銀行は潰れているのも同然ではないですか。」
岸川部長「この報告書に書かれていることは身に覚えがない。私はタミヤ電機に迂回融資をしました。伊勢島ホテルの200億円の融資は大和田常務に言われました。」

「大和田常務、君にはあらためで処分を言い渡す。」
「伊勢島ホテルの融資が自分のせいだったら、土下座をする。と言いましたよね。」
銀行に見捨てられて土下座をしても切り捨てられた人間に対して、誤って欲しいのです。大和田は叫びながら、頭を床につける。
数日後、大和田常務が頭取の前に来る。「君に対する処分を言い渡す。常務取締役を解任して、取締役への降格を言い渡す。私は銀行員としての君を尊敬していたのだよ。」
岸川常務を出向させて、大和田は頭取に取り込まれた形になった。

半沢は頭取室に呼ばれる。「半沢今回は本当によくやってくれた。最後のはやりすぎだ。辞令を出す。是非とも受理してもらいたい。半沢次長、東京セントラル証券への出向を命じる。」

これで半沢直樹は、映画版でもドラマの続編でもなんでもできる可能性がうまれた。頭取もしょせん、組織を防御したいし自分の地位が大切だ。実にうまい物語の展開だろう。





同じカテゴリー(テレビ)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
半沢直樹最終回
    コメント(0)