REDリターンズ

リタイアしたすごく危険なスパイたちの活躍を描いた「RED」シリーズの第2弾だ。ブルース・ウィルス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミランに加えて、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アンソニー・ポプキンス、イ・ビョンホンも登場する。オールスターキャストで世界中を舞台にして若い現役世代を出し抜いて、リタイア組が活躍するのがいい。かなり若いメンバーもいるけど、アンソニー・ポプキンスの悪役としての存在感がすばらしい。

アメリカのスーパーで買い物をしているフランク・モーゼス(ブルース・ウィルス)とサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)は、恋人同士だ。ゆっくり買い物をしているのに、昔の仲間マーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)が仕事があると誘いに来る。最初は簡単に断る。でも、マーヴィンの乗った車が爆破されて葬式が開かれる。参列したフランクがスピーチをしていると、死んだふりだとわかってくる。

いつの間にか、フランクとマーヴィンは核爆弾を持ったテロリストとして各国の捜査機関から指名手配される。恋人のサラも芝居がうまいことが判明して仲間に加わる。ロンドンに行くと、ヴィクトリア(ヘレン・ミラン)とカーチャ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)が仲間に加わる。冷戦時代に行った極秘作戦で護衛したマッドサイエンティストのエドワード(アンソニー・ポプキンス)が生きていることがわかり、秘密を暴くために刑務所から脱走させる。全く見事な手腕だった。

本来敵だったハン(イ・ビョンホン)をも、仲間に引き入れる。記憶を失ったはずのエドワードが実はテロを計画しており、ロンドンでの核爆弾の爆破を狙っていたのだ。ヘレン・ミランのガンアクションが格好いい。車もフェラーリやポルシェが使われているし、オフロードバイクはヤマハ製だと思った。二転三転するお話についていけなくなりそうになる。いままでいっしょにいたはずの人物が、突然その場にいないことが多かった。

レクター博士を演じたアンソニー・ポプキンスの悪役ぶりがよかった。キャサリン・ゼタ=ジョーンズの退場シーンはあっけないと思った。ディズニー配給なので、気楽に楽しめる娯楽作品になっている。



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