アメイジング・スパイダーマン2

2012年公開作に続く第2弾だ。2D字幕版で見たけど迫力ある映像体験に見劣りはないと思う。全編スパイダーアクションかという先入観は見事に裏切られて、孤独なヒーローの寂しさが切々と伝わってきた。脳天気なヒーローアクションではなくて過酷な運命を受け入れた人間の体験する悲しみの物語だった。しっかりとドラマ部分が構築されているので説得力がある。電気人間(エレクトロ)になってしまった電気技師も誰にも認められない孤独感をわかってほしいだけだったかもしれない。

高校生から大学に進学したピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、恋人グウェン(エマ・ストーン)と同じ学生だ(もしかするとまだ高校生かも)。ピーターはスパイダーマンとしてニューヨーク市民の安全と平和に貢献する毎日を送っている。父母が勤めていた因縁の会社オズボーン社には、グウェンがインターンとして勤務している。経営者であるノーマン・オズボーンが亡くなったので、ピーターと幼なじみの息子ハリー(デイン・デハーン)が後継者として呼び寄せられる。二人は10年ぶりの再会を喜ぶけど、ハリーは謎の病的素質を父から受け継いでいる。

スパイダーマンが火災での市民救出に当っているときに助けた電気設計師のマックス・ディロン(ジェイミー・フォックス)は、じかに話しかけられて気をよくする。でも、ニューヨーク中の電力供給に携わっているオズコープに勤めているマックスは修理中の事故で、感電してしまう。普通の人間なら焼け焦げてしまうけど、マックスは生きたバッテリーのような存在になる。外見はバリバリと雷のようで、電気を自在に操るエレクトロという魔人になってしまう。

また、ピーターの父母が飛行機事故で亡くなる寸前にルーズベルトという拠点にデーターをバックアップしていたこともわかる。そのルーズベルトは大統領の名前でもあるけど、何を意味しているのかわからない。そして、オズコープ社がピーターのことを監視していたことも、ハリーから聞かされる。父母は自分がスパイダーマンとなった元の研究をしたけど、倫理的な問題から研究成果を隠すために息子の前から姿を消したのだった。

そんな自分の背景を考えると、生まれ持った育ちの違いがありすぎると思った。誰と違うのかというと、恋人のグウェンだ。ニューヨークの大学からイギリスのオックスフォードへの留学が決まり、ピーターと違う道を歩むと決めたはずだった。空港に向かうタクシーの中で渋滞に巻き込まれていると、スパイダーマンとエレクトロやハリーとの戦闘が始まってしまう。1作目ではおじさんとグウェンの父が犠牲になり、今作では最愛の人がその対象になる。なんという壮絶な終わり方をするのだろうか。

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