ヘラクレス 3D  日本語吹き替え版

元プロレスラーでアクション俳優として地位を確立したドウェイン・ジョンソンを主演に、ギリシャ神話の一番の力持ちヘラクレスの物語を3Dで映画化した作品だ。12の試練を成し遂げたあとの、人間社会での活躍を描いている。神話の社会ではなく、人間臭い物語にしているので共感できるものになった。3Dで見ると、まるでいっしょに戦っているような経験をさせてくれた。これは、ぜひ映画館で3Dによる鑑賞をおすすめする。

矢や槍が飛び、巨大な獅子や猪や架空の動物が動きまわり、戦士がぶつかりあう。その現場にあたかもいるような錯覚を経験できる。ヘラクレス(ドウェイン・ジョンソン)の肉体のたくましさが、その発揮する怪力に現実味を付与している。全能の神ゼウスと人間の女性との間に生まれたヘラクレスは、子供の頃2匹の蛇によって暗殺されそうになるが、素手で蛇をつかんで退治する。大きくなったヘラクレスは魔物たちをやっつける12の偉業を成し遂げて、伝説の存在になる。

紀元前358年と具体的な年代も出てくる。現在のブルガリア、古代のトラキアでは黄金の仮面が出土したり、鉄のカブトや堅い盾も見つかっている。最近の発掘でトラキアは金を富の象徴とする文明が存在したことがわかっている。この物語はどの程度歴史に忠実なのか知らないけど、武器などの装備品は発掘調査で明らかになったものだろう。また、戦い方も当時のものに等しいのだと想像する。ヘラクレスは12の偉業を成し遂げたあとに、仲間といっしょに傭兵として生活していた。

トラキアの王女ユージニア(レベッカ・ファーガソン)から、父王コテュス(ジョン・ハート)に反旗を翻した反乱軍レーソス(トビアス・ザンチルマン)と戦うのを手伝ってほしいと頼まれる。金さえもらえば、なんでもするヘラクレスと仲間たちはその依頼を引き受ける。反乱軍がすぐに攻撃してくるのですぐに出撃シてほしいと言われて、戦いに慣れない兵士を連れて最初の戦いに望む。案の定、最初は負けてしまうけど、兵士を訓練したあとの戦いでは勝利を勝ち取り、反乱軍を捕らえて帰還する。

勝利を手にして帰還したあとに、王女の様子がおかしい。王女は一人息子を殺すと脅されて、実の父に夫を殺されてしまい策略の助けを強要されていたのだ。民衆は恐怖で支配されており、もはや立ち向かう者はいなくなっていた。ヘラクレスたちは、報酬をもらって厄介払いさせられた。ところが、真実を知ったヘラクレスは黄金を仲間に託し、悪巧みをした連中を成敗するために立ち上がる。そこで発揮する怪力が常人離れしている。3Dで見ると、余計にすごい体験ができるだろう。

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