「黒い看護婦」はすごかった。下手な映画をしのぐ

昨晩はテレビを見ていた。大竹しのぶの「黒い看護婦」だ。

下手な映画をしのぐ出来栄えだった。最後の方は寝る支度をしていて、あまり見ていない。

仲間を洗脳していく様子が不気味だった。最近のこの時間帯では、一番の出来栄えだった。すごいですねん。ゴロゴロ。

現役の看護婦をしている寺島しのぶのところに行き、何かと親切にしていっしょに住み始める過程が恐ろしい。

何くわぬ顔をして金を要求したり、キャッシュカードがなくなったのを人のせいにする。また、先生という架空の存在をでっち上げてその人物の指示で動いていると相手を信じこませる。これは、相手も信じ込みやすいし自分も騙しやすいのだ。

そして、仲間の旦那を一人一人殺していくのだから恐ろしいのだ。

彼女たちのセリフがすごい。「男なんて子供させできれば、金がかかるだけの無用の長物だ。」と言うのだ。

子供がいれば、自分で生計を立てることができるので、稼ぎの少ない面倒な夫はいらないと言う。

主演の大竹しのぶの演技は、それが自然に見えてしまうから不思議なのだ。

寺島しのぶや坂井真紀、木村多江、吉行和子もすばらしい。一番はやっぱり大竹しのぶだろう。

こんな事件が実際に起きたということが、仰天なのだ。





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