映画 ホタルノヒカリ

ひつらさとるの少女漫画がTVドラマになり、それが映画化された。わては漫画もドラマも知らない。映画館でやっていた予告編を見てコメディだと思ったら、予想通りの内容だった。干物女のホタル(綾瀬はるか)とぶちょお(藤木直人)が出張をかねてイタリアに渡り、現地で繰り広げるドタバタ劇をおもしろく描いた。綾瀬はるかというと「プリンセストヨトミ」での活躍が記憶にあるけど、本作でも期待を裏切っていない。ウェディングドレス姿で走ったり、どじょうすくいをやったりするし、Tシャツ姿もいいのだ。松雪泰子も負けていないくらい見ごたえシーンがある。

仕事はしっかりできるのに、自宅ではジャージでゴロゴロするのが大好きなホタル。同じ会社の高野部長(ぶちょお)と結婚して新婚生活を送っているのに全然熱々ではない感じだ。夫であるぶちょおもホタルのペースに巻き込まれて、休みの日は昼間からビールを飲んでいる。新婚旅行も結婚式もやっていないので、ぶちょおがイタリア出張に行くと言い出したのをきっかけにホタルもついていく。

同じ飛行機の中でいっしょになった冴木優(手越裕也)と仲良くなって空港の出口で、ぶちょおの荷物と間違えてしまう。ホテルに到着すると、ホタルに似た干物女冴木莉央(松雪泰子)に出会う。ぶちょおは仕事で留守になり、荷物を開けてみる。ぶちょおの荷物の中に白い謎の粉が入った袋を見つけた二人は、それを覚せい剤と勘違いする。ぶちょおが帰ってこないので誘拐されたと思い込んだホタルは、マフィアからみの事件に巻き込まれたと莉央に言われる。

ぶちょおが電話で告げた場所チヴィタ・バニョレージョに二人の干物女が向かう。その道中、ホタルはぶちょおのトランクに入っていたウェディングドレスを着てぶちょおを助けに向かう。半分冗談で言った莉央はホテルのオーナーに車を借りて、ホタルとチヴィタに向かう。イタリア人相手にどじょうすくいを披露したり、ドレスのすそが破けても走り続けて、水溜りで転んでも走る綾瀬はるかは、根性を見せてくれた。

誘拐も麻薬騒ぎもただの思い込みだとわかり、宿泊先のホテルに無事に一行は戻る。莉央が実は夫と子供を交通事故で亡くして、落ち込んでいたことがわかる。それもホタルのゴロゴロ道に則った活躍によって、解決してしまう。ホタルとぶちょおは、ローマの有名観光地を「ローマの休日」と同じアングルと髪型でめぐる。スペイン広場のソフトクリームを食べるシーンでは、しっかりとショートカットの髪型になっていた。階段をゴロゴロと転がるのも、おもしろかった。綾瀬はるかの「ムーン・リバー」がうまく聞こえた。楽しい映画だった。

チヴィタ・デイ・バニョレージョは、天空の町とも呼ばれている観光地でローマから北へ約100kmくらいかな。ゴロゴロ。

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ティファニーで朝食を」でオードリーが歌っている「ムーン・リバー」は、彼女のために作曲された。歌手としてトレーニングをしていないので、1オクターブ内ですべての歌詞が収まるようになっている。映画の中の声もオードリー本人のものだ。IMDB参照。

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