アベンジャーズ 3D字幕版

マーベルコミックのヒーローが大集合したお祭り映画がやってきた。アイアンマン、キャプテンアメリカ、ハルク、ソー、ブラックウィドウ、ホークアイらがチーム「シールド」を結成して宇宙からの侵略者に立ち向かう。前半は悪役の結成から始まって、対抗するメンバーを集めたり、チームが一つにまとまるまでの物語が丁寧に描かれている。一旦悪役ロキが捕まるけど抜け出して、宇宙からの侵略軍がNYの上空に出現する。3Dで見ると、迫力満点の空中戦が楽しめる。シリアスだけでなくユーモアも散りばめられていて、夏休みの映画にお勧めだ。

国際平和維持組織シールドで研究中だった四次元キューブ(コズミックキューブ)が、邪悪な神ロキ(トム・ヒドルストン)によって奪われる。その四次元キューブは莫大なエネルギーを放出し、地球と異なる次元の宇宙をつなぐことも可能にするものだ。その危機を案じた長官ニック・フェリー(サミュエル・L・ジャクソン)は、ヒーローたちを結集したチーム「アベンジャーズ」を結成すると決める。ナターシャ・ロマノフ(ブラックウィドウ:スカーレット・ヨハンソン)にメンバーの招集を依頼する。

ハルク(ブルース・バナー:マーク・ラファロ)、70年間氷の中で眠っていたキャプテンアメリカ(クリス・エヴァンス)、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、ソー(クリス・へムズワーク)らが召集される。キューブを奪ったロキは簡単に捕まって、シールドの空母ヘリキャリアに収監される。あまりにも簡単に捕まったので、おかしいと思った。案の定、ロキにマインドコントロールされたホークアイ(ジェミレミー・レナー)たちが襲撃して、空母が損傷する。ロキはキューブをもって簡単に逃げ出して、ソーとハルクが地上に落ちてしまう。ホークアイは、ブラックウィドウにマインドコントロールを解かれる。

空母の損傷をアイアンマンとキャプテンアメリカの二人で治すシーンが、またダイナミックだ。アイアンマンの力は強いけど、キャプテンアメリカはほとんど生身の人間だ。その二人がむき出しになった空母の修復をする。逃げ出したロキはアイアンマンのビルの屋上に装置を設置して、ワームホールを開く。そして、チタウリ軍団が地球の空にやってくる。巨大なムカデみたいなやつと、一人乗りの空中バイクだ。ハルクが自転車で駆けつけるのがおもしろい。ホークアイも仲間に加わって、空中戦が繰り広げられる。

3Dで見るともう手に汗握る大迫力だ。首脳陣が核ミサイルを発射するが、アイアンマンがそのミサイルに飛び移り敵の宇宙船にぶつけてワームホールの閉じる前に地球に戻ってくる。それをハルクが受け止めて地球軍は勝利する。でも、あちらがわでは☆猿の惑星の猿みたいなやつが「地球人は思ったよりも手ごわい」と言っているし、ホークアイとブラックウィドウの過去もいわくありげだ。続編やスピンオフ作品があるのは明らかだろう。楽しみだ。



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