ひみつのアッコちゃん

「闇金ウシジマくん」と同じ脚本家が二人も入っている映画とはとても思えない、愉快で楽しい内容だった。漫画「ひみつのアッコちゃん」は子供同士のやり取りだったけど、まさか大人に変身する物語にしてこんなに楽しい気持ちになるとはびっくりなのだ。魔法のコンパクトを変身道具にして綾瀬はるかがライダーにまでコスプレするとは大サービスなのだ。小学生がそのままの精神状態と知識で大人になったギャップと、
株主総会にまで盛り上げていく物語の高揚感にわくわくした。映画館を出るときに愉快で気分よくあとにできる。アッコちゃんの子役をやった吉田里琴がいい。

小学校の教室で一人残って化粧をしているあつ子(吉田里琴)は、同級生からからかわれて逃げ出す。口紅を学校で塗るのはかなりのマニアだろう。母親からも化粧は大人になってからやるものだと言われてしまう。早く大人になりたいと思ったあつ子の前に、鏡の精(香川照之)があらわれて魔法のコンパクトをもらう。願ったものになれる「魔法のコンパクト」だと言われて、22歳の大人の姿に変身する。



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