アイアン・スカイ

フィンランドのティモ・プオレソラ監督が映画化した荒唐無稽なSFだ。月の裏側からナチスの生き残りが攻めて来る。それに対抗するアメリカもおかしいけど、ナチスの連中も奇妙だ。あまりの皮肉とユーモアにゲラゲラ笑ってしまった。愉快痛快な怪作なのだ。以上携帯より速報。

2018年、再選を目指すアメリカ大統領の意向で月面着陸をしたジェームズ・ワシントン(クリストファー・カービイ)は、鉤十字の印をつけた宇宙服を着た集団に襲撃される。月面の地球から見えない側に着陸したワシントンは巨大な建設物を発見して仰天したところを、捕まえられてしまう。その基地は、1945年に地球から逃げ出して月面にやってきたナチスの残党だったのだ。戦後73年も月面に住んでいたということになる。世代を細々と引き継いで、子供達もその基地に住んでいる。彼らは地球襲撃の機会を伺っており、ワシントンの持ってきたスマートフォンが彼らの役に立ってしまう。

地球学者のレナーテ・リヒター(ユリア・ディーツェ)は子供達の教育係であり、ワシントンの事情聴取も行う。レナーテの父親であるリヒター博士(ティロ・ブリュックナー)は、スマートフォンの計算能力で補充して地球侵略の兵器を完成させる。レナーテの恋人であるクラウス・アドラー(ゲッツ・オットー)は、地球侵略の隊長に任命される。また、ワシントンは変な薬を飲まされて黒人から白人に変化させられる。地球侵略のガイドにさせられたワシントンは、UFO型宇宙船に乗ってレナーテやクラウスとアメリカに到着する。

再選を狙うアメリカ大統領が女性(ステファニー・ポール)で、執務室でダイエットマシーンを操作している。再選だけしか頭にない大統領は、広報官のヴィヴィアン・ワーグナー(ベータ・サージェント)に劣勢を挽回するようにはっぱをかける。月まで宇宙船を飛ばしたのに支持率が回復しないので、手ごろな敵を作ることを考える。これはナチスがかつて台頭したのと同じ方法なのだ。そんなところへ、クラウスが呼び寄せた月からの飛行船船団が到着する。

いつのまにかワーグナーは、クラウスと親しくなり月からやってくるナチスが大統領の再選に役立つと手を結ぶ。一方レナーテとワシントンは、無意味な月からの攻撃を阻止しようと動き始める。月から飛んできた飛行船を迎え撃つために、平和目的で運用していたはずの宇宙ステーションが活躍し始める。北朝鮮が月からの攻撃をやったと白状するが、ほかの国から笑い飛ばされる。その正体がナチスだとわかったときも、世界各国の代表は大笑いする。

アメリカの広報官の名前がワーグナーとは、ドイツの有名なあの作曲家と同じ名前だ。ワーグナーが作曲した旧ドイツ国歌が流されると、ナチスの方々は敬礼をするのも笑ってしまう。また、ネオナチと呼ばれる過激な若者たちを自分達の友人だと勘違いするものおかしい。おそらくこの映画は、何回見ても笑えるだろう。



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この記事へのコメント
間違えて↑のアドレスTBしたらなぜかあtっちのアドレスにTBできてました。けれど何か訳分からなくなってきたあ。
Posted by 佐藤秀 at 2012年09月30日 22:36
佐藤秀さん、ご迷惑をおかけします。
はまぞうブログでは、トラックバックの発信ができるけど受付ができません。

FCブログにトラックバック受付専用ブログを作ったのですが、設定を間違えていました。
もう、修正しました。これからもよろしくお願いします。
Posted by とらちゃん at 2012年09月30日 23:00
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