ターミネーター:ニューフェイト

ターミネーター1作目は1984年で35年前。2特別編は25年前。その続編という位置づけである。ジェームズ・キャメロンが関わっていないその他のシリーズはなかったことにされている。まあ、ジェネシスなんか訳のわからない内容だったから、いいと思う。サラ・コナーのリンダ・ハミルトンとシュワちゃんが登場し、半分機械という女性兵士グレースも加わって面白い物語になった。アクションはもう大迫力であり、シュワちゃんよりもグレースを演じたマッケンジー・デイヴィスが格好いい。強引な導入部も気にならない満足感を得られた。

サラが悪夢にうなされている。息子のジョン・コナーをT-800(シュワちゃん)に殺される。そんな話はシリーズでなかったはずだけど、何回も同じタイプが未来からやってきたのだという。ということは、未来からターミネーターは何度も来ているのだ。メキシコの自動車工場で働いているダニー(ナタリア・レイエス)は、弟と出勤した。そこへ、REV-9(ガブリエル・ルナ)が襲撃してくる。それを助けるように、女性兵士グレースが助けに来る。

強引に連れ出されて逃げるけど、REV-9に追いつかれて苦境に陥る。そこへサラが颯爽と登場して逃げ切る。サラがなぜそこに助けに来たのかというと、差出人不明のメールで教えられた地点に行くとターミネーターが現れるのだという。サラはターミネーターをやっつけるのが生きがいになっていた。グレースの提案でその差出人を探すと、T-800がいた。

シュワちゃん曰く、「サラに生きがいを与える意味合いでメールを送った」。そんなことを言われてサラは怒るけど、今はダニーという将来の救世主になる女性を守らないといけない。そこで、協力することになる。そこからのドラマが実に人間らしい。シュワちゃんは家族を持っており、別れを告げて対決に向かう。REV-9 を倒すには強力な電磁波が必要だという。米軍の基地にあり、T-800やグレースの動力にもある。

ダニーは自分がおとりになってやっつける作戦に同意する。ヘリコプターや輸送機での追跡劇があり、最後は水力発電所での決戦になる。輸送機が墜落してのダムでの対決は迫力満点だった。ダムの中に移動しての攻防がいいのだ。自分の命をかけても守りたい存在がある。もうそれだけの設定でドラマになる。アクションも楽しめる。面白かったのだ。星4個。

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