トランスフォーマー/リベンジ

トランスフォーマー」(2007)から、ちょうど2年後という設定で続編「トランスフォーマー/リベンジ」が公開された。わてはどうしても見たくて、今日先行上映で見た。そして、「世界最速先行上映に来場され鑑賞されましたことを、ここに証します。」という認定証をもらった。この映画も、間違いなく大ヒットするだろう。150分という上映時間は、全く長くない。

人間に味方するロボットと人間を滅ぼそうとするロボットの戦いは、ますますスケールアップして物語の起承転結もしっかりとしてきた。普通の機械が電磁波の影響を受けて、人格を持ち攻撃兵器になる決まりはほんとうにわかりやすい。もはや、世界は一つにまとまっていて、地球内で生きるものと地球外からの侵略者という図式も現実的だ。

そして、機械が変身する場合にも、全部が敵にはならないということもこの話しをおもしろくしている。エジプトに場面が移ると、ピラミッドやスフィンクスなどの遺跡が関連してくる。つまり、人類が何千年も昔からその侵略者と戦ってきたということがわかってくる。このパターンは他のエイリアン映画での見られるけど、全く違和感がない。

大学に進学することになったサム(シャイア・ラブーフ)は子供離れできない両親と別れ、遠距離恋愛になるミカエラ(ミーガン・フォックス)と連絡手段を確保して大学の寮にやってくる。新入生は車を持てないので、普段シボレーカマロでいるバンブルビーを自宅に置いてくる。ところが、家を出る日に昔の洋服からメガトロンのかけらが落ちて、家中の機械がおかしくなる。そして、サム自身も特殊能力を身につけてしまう。

家中の機械が攻撃してきたときには、オートボットとかつて戦った兵士たちで組織された特殊部隊によって事なきを得る。それが、この映画の付箋になっている。平和な世界に、違う要素が加わることによってそれまで何も害を及ぼさなかった存在が攻撃してくる。この映画は、その恐怖を体験できるようになっている。

ディセプティコンという侵略者の軍団は、電磁波攻撃で何の意思も持っていなかった機械を味方にしていく。悪巧みをする張本人(ロボット)は、元から悪だったわけではなく力を持ちすぎたために支配をしようと悪に変化した。それは、やっぱりいかにもキリスト教的なエピローグだ。

ロボットの動きの映像もすごいが、それにもましてサムやミカエラたちのアクションもいい。娯楽大作として、けちのつけようがないほどの完成度だ。是非、映画館の大きな画面で見て欲しい。ゴロゴロ。



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この記事へのコメント
とらちゃんさん 宣伝見てるだけでも行きたくてうずうずしてます。
やっぱり見るなら大画面であの迫力を味わいたいですね
Posted by satuma at 2009年06月19日 23:33
satumaさん、最近見た映画でウキウキ感は一番です。
ワクワクドキドキ、エンターテイメントとして非常に高い完成度です。ゴロゴロ。
Posted by とらちゃんとらちゃん at 2009年06月19日 23:46
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