ウィッチマウンテン/地図から消された山

これは、ディズニー製作のファンタジーSFアクションという性格の映画だ。エリア51とかUFOとか政府が隠蔽した秘密に迫るサスペンスではなく、ファミリーで楽しめる映画になっている。ということで、日本の公式サイトの宣伝文句には違和感を覚えた。人が死ぬシーンはないし、ワクワクドキドキしながら見ていても安心してみることができる。同じ会社でも海賊の映画で大ヒットしたやつがあったけど、それとは製作費が違う。

ストーリーの紹介も映画の進行とは違うので、各映画データベースサイトを参考にしてはいけない。映画の冒頭は、地球外から高速で未確認の飛行体がやってくる。なんとも都合よく、アメリカの砂漠の真ん中に落ちる。警察とマスコミを遮断した政府の秘密機関は、現場を封鎖してすぐに調査にやってくる。

なんだかわけがわからないが、高性能の分析機械で足跡を発見する。もちろん、飛行物体はある場所にすぐに隠される。そして、足跡から人間の子供くらいの身長の二本足で歩行する宇宙からやってきたと思われる生物を、秘密機関は追跡する。そして、砂漠の真ん中にあるラスベガスで、タクシー運転手ジャック・ブルーノ(ドウェイン・ジョンソン)が、二人の子供を乗せる。

その二人は宇宙人なのだが、人間の姿をしていて英語も話せる。サラ(アンナソフィア・ロブ)とセス(アレクサンダー・ルドヴィグ)は、不思議な携帯式のコンピューターでジャックに行く方向を頼む。怪しく思ったジャックは親は心配しないのか、お金を持っているのか質問する。大金を見せられたジャックは、とりあえず車を出す。

政府の秘密組織は、宇宙人の秘密を知りたいくて二人を追う。またとんでもなく強いロボットのような正体不明のやつも、二人を追ってくる。そして、ジャックの昔のボスの手先も運び屋として働かせたいので追ってくる。一番しつこいのが、監視カメラや人工衛星を使って追ってくる政府の秘密組織だ。

三人が砂漠の中を逃げているとき、ラスベガスのあるホテルでは地球外生命体の研究者アレックス・フリードマン博士(カーラ・グギーノ)が、宇宙人マニアを相手に講演会を行うところだった。結局は、彼女も加わって四人で逃げることになる。途中で色々事件が起きるが、ディズニー映画だから大丈夫なのだ。笑いどころもあるので、楽しく見るのが一番だ。ゴロゴロ。



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