ハリー・ポッターと謎のプリンス

シリーズ第6作目となる「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を、公開初日に見た。ホグワーツ魔法学校の6年生になったハリーたちは、もう高校三年生の年齢になった。ハリー(ダニエル・ラドクリフ)、ロン(ルパート・クリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)たちも、実年齢でその年齢になっている。学校内では現代っ子らしく恋の悩みもあり、闇の帝王ヴァルデモードとの戦いもいよいよ学校内に及んで来る。

映画冒頭で、ロンドンの街に三人の闇の勢力が飛んでくる。歩行者用のつり橋を引きちぎって、魔法街のある店が襲撃される。まさにこの衝撃的なシーンが、これからのストーリー展開に波乱を予感させる。一応魔法学校は結界で守られているのだが、手引きをするものの手によってもはや安全な場所はなくなる。

ダンブルドア校長は、ハリーを連れて過去を探る旅に出る。そして、元魔法学校の教師で旧友のホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)を、魔法薬の教師として学校に再任させる。ヴォルデモートが子供の頃、ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)が魔法学校に連れてくる。そして、それは、人間(マグル)としては気味の悪い少年を救うための処置だった。

でも、何も学んでいないのに、物を動かしたり人の心を読んだり、さらに蛇と話ができるという特殊能力を持った少年は人間の世界では生きられない存在だった。そんな少年が、一番親しくしていた先生が、スラグホーン先生だったのだ。

過去の事象を検証する作業が丁寧に行われていくと、気味の悪い少年が魔法学校に入ってからいかに闇の帝王になっていったのかだんだんヒントが出てくる。

登場人物が非常に多いし、なかなか整理ができていない。魔法使いも人間と同じで、人に恋をしたり憎んだりする。約束や掟や信頼など、極めて人間的な心の動きを実に丁寧に描いているのがすばらしいと思った。闇の手先になる生徒も出てくるし、恋に入れ込んでしまう女の子もいる。

さらにハリーたちが徐々に大人への階段を登るために、独り立ちするための事件も起きる。今回の作品は、脚本がすばらしいので見ごたえ充分だ。エンディングクレジットの最後で、次回作の公開時期の予告がある。最終話は、2回に別けて公開される。ここまで見たら、もう最後まで映画館で見るしかない。ゴロゴロ。



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この記事へのコメント
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Posted by nana at 2009年08月18日 16:33
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