男と女の不都合な真実、アメリカではR18だけど

アメリカ本国ではR18で公開されて、大ヒットした今までになかった作品だ。日本では興行上の理由から、R15向けにある程度編集されているかもしれない。でも、男と女の恋愛感情の相違を下ネタ満載で描いたので、大人のコメディとして抜群におもしろい映画になった。くれぐれも、付き合い始めたカップルは見ない方がいい。男女の欲望の違いとか、まさに本音トークが繰り広げられるのだ。逆に大人に成り切れていない大人には、これほど勉強になる映画はない。

アビー(キャサリン・ハイグル)はローカルテレビ局のプロデューサーで、頭もよく綺麗で男性を寄せ付けない感じの女性だ。仕事に生きるタイプの女性だが、理想の男性像ははっきりと持っている。なんでも10原則というものを決めていて、思いやりがあってやさしくて、紳士的でイケメンで、収入が多く、妻の仕事に理解があり、などなどの白馬に乗った王子様を求めている。

そんなローカルテレビ局に、自称恋愛カウンセラーのマイク(ジェラルド・バトラー)が採用されて朝のバラエティー番組に出演する。マンネリに陥っていた夫婦キャスターの危機を救い、番組の視聴率まで回復させる。いけ好かないやつだと思っていたアビーは、マイクの手腕を認めるしかない。自宅の向かいに住む整形外科のコリン(エリック・ウィンター)に運命的な出会いをして、一目ぼれしていた。そこで、アビーはマイクに助言を求めて、自分の理想の相手との恋を成就させようとする。

この後の展開が下ネタ満載で、爆笑してしまう。放送禁止用語をベラベラしゃべるのが、才色兼備のアビーなのでよけいおもしろい。ドラマは非常にうまくできていて、収まるところへ向かって進む。やっぱり、女性のグループで見るのが一番のお勧めかもしれない。アメリカのローカルテレビ局と中央のメジャーネットワークの違いもわかるので、業界の方もお勧めだ。一番お勧めしたいのは、婚活中の若い男女だろう。これは、新しい恋愛の教科書になるかもしれない。

それと、15歳以上の高校生は見ることができるので、大人になる前に見ておくのもいいだろう。愛するのに、理由はいらないのだ。なかなかその境地に達するのが、難しいのだ。ゴロゴロ。



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