マイケル・ジャクソン THIS IS IT

今年6月25日になくなったマイケル・ジャクソンのロンドン公演に向けたリハーサル風景や打ち合わせの様子を、2時間の映像にまとめた映画だ。スクリーンの中とはいえ、音響設備のいい映画館で見るとマイケルが目の前にいるような錯覚に陥る。彼の妥協しないプロ根性は、全く衰えておらず全盛期と変わらない。なぜ、これほどの能力がありながら、不本意な期間を送ったのか不思議に思う。やはりファンならば、大画面で一度は体験したい。

編集がすばらしく、ダンサーやコーラスのオーディションシーンも盛り込まれている。一曲作り上げるまでに、綿密な打ち合わせをしている様子が特に興味深い。自分の楽曲の振り付けはすべてマスターしていて、プロのダンサーに教えるシーンもある。踊りも歌も世界トップの実力と人気を獲得した自信に満ち溢れている。コーラスや舞台演出の監督も、マイケルといっしょにベストのパフォーマンスを作ることに集中している。

特に「スリラー」や「ヒール・ザ・アース」の最新の映像技術を使ったライブは、非常にクオリティーが高い。また、ヴァーカルを前面に出した曲も抜群の歌唱力を示してくれる。これなら、まだまだ現役を続けられたと思うし、亡くなったことが信じられない。サントラを買うよりも、一回でも映画館で見ることをお勧めする。



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この記事へのコメント
とらちゃんさん、はじめまして。
~青いそよ風が吹く街角~のBCと申します。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*

本番さながらのリハーサル風景でしたね。

時間があればもう一度観たいと素直に思えるクォリティの高い内容でしたね。
Posted by BC at 2009年11月02日 19:46
BCさん、はじめまして。
ご丁寧なコメントありがとうございます。
リハーサルであのレベルなので、本番のコンサートがあったらすごかったと思います。
Posted by とらちゃんとらちゃん at 2009年11月02日 20:23
とらちゃんさん。
はじめまして。墨映画(BOKUEIGA)のde-noryと申します。
当方へおこしいただいたようで、ありがとうございます。

ぜひ、映画館で!の映画ですね。
声を出したりできないのは残念ですが、コンサート感覚の作品。
マイケルのクリエイティブさが輝いてました。
Posted by de-nory at 2009年11月09日 20:57
de-noryさん、はじめまして。
こちらこそ、ご丁寧にありがとうございます。
同じ映画を見てトラックバックしあうのは、連帯感がありますよね。
映画の内容は、日本のほうが盛り上がっているようです。日本人の方が、純粋に音楽だけで判断していると思います。
Posted by とらちゃんとらちゃん at 2009年11月09日 23:43
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