グリーン・ホーネット 3D字幕版

なんでももとは1936年から1952年まで放送されたラジオ番組で、ブルース・リーが出演した1966年のテレビ番組をミシェル・ゴンドリー監督が映画化した作品だ。主演のセス・ローゲンが製作総指揮だけでなく、脚本も書いている熱の入れようだ。3D専用カメラでの撮影ではなく、デジタル技術で3D化した。バットマンのようなアクションではなくて、ゲラゲラ笑いながらホップコーン片手に見るお気楽エンタメ映画だった。でも、グリーン・ホーネットとカトー(ジェイ・チョウ)の友情もしっかり描かれていて好感を持った。

大都市ロスアンゼルスの新聞社センチネルの社長ジェームズ・リード(トム・ウィルキンソン)は、長男のブリットに厳しく躾をした。母親を早く亡くしたので、父は子供のことまで構うことができない。学校でいじめっこをやっつけたら、反対に父に叱られてヒーローの人形の頭をゴミ箱に捨てられる。20年後、大人になったブリット(セス・ローゲン)はパーティーをやって騒いでは夜更かしをしていた。ある日、ハマーのジムジンで帰宅する最中に父が蜂にさされて急死する。突然、新聞社の筆頭株主になったブリットは出社してもやることがない。

翌日の朝、父の運転手カトー(ジェイ・チョウ)から父親が複雑な人だったと知らされる。また、車のエンジニアだったカトーは色々な武器を車に搭載して、ボンドカーのような車を作っていた。カトーといっしょに街に出て、とりあえず暴漢に襲われていたカップルを助け父の墓の前にある銅像の首を取ってくる。子供の頃の夢でヒーローになるチャンスがやってきたブリットは、新聞社の幹部の前で”グリーン・ホーネット(緑の蜂)”と謎の人物を記事にするように指示する。

カトーを運転手にして街に出て悪者退治に繰り出すが、グリーン・ホーネット自身は全く役に立たない。カトーがカンフーも車の運転も武器も達者で、下っ端のギャングをやっつけて帰ってくる。そんことを繰り返していると、ロスを牛耳るチュドノフスキー(クリストフ・ヴァルツ)の耳に入る。麻薬の製造工場まで破壊した二人は、本当に彼らを怒らせてしまう。

キャメロン・ディアスが秘書レノア役で出演しているけど、あまり活躍していない。ブリットとカトーが秘書レノアをめぐって恋敵になって、仲たがいするのには笑ってしまった。それにしても、車に搭載された武器の種類の多さやエレベーターを使ったアクション、判事スキャンロン(デヴィッド・ハーバー)までからんでくる展開など盛りだくさんだ。ほんとうに、楽しい映画だ。



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