怪盗グルーの月泥棒3D日本語吹き替え版

2011年2月18日 22時55分
ユニバーサルが製作した3Dアニメだ。大人も子供も楽しめるアトラクション体験型の3D映画になっている。空を飛んだり、ジェットコースターに乗ったり、猛スピードの車に乗ったり、ロケットにも乗れる。現実ならできないことを3Dにすることで、全部体験できるのだ。これは、ほんとうに楽しい映画だ。ユーモアも皮肉も、社会の厳しさも、世の中の裏側まで見せてくれる大人の映画でもある。

エジプト観光の一団がピラミッドを見ようとバスでやってくる。ラクダに乗った現地の人の横を猛スピードでバスが通り、観光客が降りてくる。ピラミッドに登ろうとすると、固いはずの岩が風船のようにバウンドする。ピラミッド一個が風船に取り替えられていて、盗まれていた。すぐにそのニュースは世界中に配信されて、大泥棒グルーのもとにも知らされる。自分がやった仕事でないことに悔しい思いをしたグルー(笑福亭鶴瓶)は、月を盗むことを思いつく。

月を盗むためには、なんでも縮ませ銃を手に入れる必要があった。でも、それはどこにあるかわからない。とりあえず、資金提供者のパーキンス氏に頼みに行く。でも、今までに貸した金がいくらになっているのかと断られる。縮ませ銃をライバルの泥棒ベクターが持っていることを突き止めて、なんとか盗もうとするが失敗する。そこでグルーは、ベクターの屋敷に出入りしているお菓子売りの三姉妹(マーゴ・イディアス・アグネス)の存在を知る。三姉妹は養護施設で暮らしている孤児だったので、さっそく里親になる。

マーゴ・イディアス・アグネスの三人を自宅に連れてきたのはいいが、遊び盛りの子供が簡単に言うことを聞くわけがない。特にアグネス(芦田愛菜)が、一筋縄ではいかない。バナナから作られたミニオン軍団もおもしろいけど、アグネスとグルーのやり取りも笑える。なんとかベクターの屋敷から縮ませ銃を奪ったグルーだが、子供たちのバレーの発表会に行く約束をしてしまう。

子供たちが可愛くなってしまったグルーは、月を盗むことに集中できない。そこで、発明担当のネファリオ博士が養護施設のミス・ハッティーを呼びつけて、子供たちを施設に帰してしまう。ミス・ハッティーが子供を使ってキャンディーで金儲けをしていたり、悪党相手の資金提供者パーキンス氏がグルーの父親だったり、グルーのママが子育てに興味がなかったりと登場人物の設定がいい。

バナナから作られたミニオンたちは、色々なキャラクターがいる。これも全く笑ってしまう。可愛くて、楽しくて、少し深い。冬休みにたくさん映画が公開されるけど、見逃せない1本だと思う。


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