ガリバー旅行記2D日本語吹き替え版

3D版も日本語吹き替え版しかなかったので、2Dで見た。ジョナサン・スウィフトの18世紀の原作は童話でしか読んだことがない。本作はジャック・ブラックが主演・製作総指揮と関わっているので、小人の国という設定だけが採用された物語になった。現代のニューヨークから中世の小人の国に漂着して有頂天になるだけの物語ではなく、主人公の人間的成長を愉快に描いていた。ストレス発散にはもってこいの映画だ。日本語吹き替え版でも基本的に問題ないと思ったけど、ラストの戦争を止める歌だけは英語のままの方がよかった。

NYの新聞社につとめる郵便係りのレミュエル・ガリバー(ジャック・ブラック)は、口が回るけど現状のままで満足している。記者になる夢はあるけどチャレンジしようとしないし、旅行記事の編集担当のダーシー(アマンダ・ピート)への恋は片思いのままだ。郵便係りに新人が入ってきてダーシーに声を掛けることになって、バミューダトライアングルへの航海に行くことになる。フロリダの港からボートで出発するが、嵐に巻き込まれる。

気がつくと、中世の小人の国リリパット王国に連れてこられる。メアリー王女(エミリー・ブラント)の誘拐事件を解決したことで将軍になって「マンハッタンの大統領だった」と嘘をつく。そして海の向こうから敵軍が攻めてくる。ガリバーは自慢の巨体を生かして、敵船団を打ち負かしてヒーローになってしまう。将軍を追われたエドワード(クリス・オダウド)は、ガリバーの持ってきた資料から巨大なロボットで決闘を申し込む。

自分の身体よりも大きなロボットに吊り上げられては、対抗しようがない。簡単に降参したガリバーは、小人国から大人国に流されてしまう。浜辺について奥に入っていくと、ガリバーが反対に小人になるほどの巨人に捕まえられる。そして、ドールハウスのお姫様人形にされてしまう。すっかり落ち込んだガリバーは、王女との恋の手助けをしたホレイショ(ジェイソン・シーゲル)が海を渡ってきて助けられる。

また、片思いの相手だったダーシーも小人国に遭難して漂着する。ガリバーとホレイショは、それぞれの恋人を助けるために人が変わったように立ち上がる。自分の略歴を「スターウォーズ」と「タイタニック」の再現劇で説明させたり、ニューヨークそっくりの町並みを小人国に作らせたり笑ってしまう。かなり皮肉も効いているけど、ここはゲラゲラ笑いながら楽しむのがいい。こういう楽しい映画を見て、嫌なことをひと時忘れよう。



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