とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver

デンゼル・ワシントン製作総指揮・主演で作られたスピード感溢れるサスペンスアクションの傑作だ。CIAが今までにやってきたのは、世界各地の諜報謀略、現地の人たちへの親米工作などありとあらゆることだ。そのあらゆる作戦に関わってきたであろう主人公がワシントン演じるトビン・フロストだ。その元凄腕CIA局員が隠れ家（セイフハウス）に連行されて、新米局員といっしょに逃亡することになる。スピード感溢れる展開がすばらしいスリルを感じさせる。大筋の物語は腐った組織の改革なのだから、公開中の有名日本映画と同じだ。見比べてみるのもいいだろう。

組織を離れて暗躍してきたフロストの取引現場が襲撃されてアメリカ領事館に逃げ込む。冷静な表情のままその判断を下すトビン・フロスト（デンゼル・ワシントン）は、並みのキャリアの持ちではない。ラングレーのCIA本部ではフロストの出現に大騒ぎになる。なんといっても伝説のスパイであり史上最高のエージェントだったのに、今は裏切り者として36カ国から指名手配されているのだ。すぐに最寄の隠れ家に移送されると、そこの留守番は新米のマット・ウェストン（ライアン・レイノルズ）がいた。彼はフランス人の女性医師アナ（ノラ・アルネゼデール）という恋人がいた。

安全であるはずの隠れ家が襲撃されて、フロストと命からがら逃げ出したマットたちは正体不明の追っ手との追いかけっこに巻き込まれる。フロストがなぜ追われているのか、誰が裏切り者なのかわからないで物語が終盤まで進む。最初は年代物のBMWのトランクルームに押し込まれたフロストは、自分の身が危ないと後部座席を蹴破ってマットの手助けをする。手助けをしながら、言葉巧みにマットを説得して自分の味方に引き入れていく。それが正しいのか間違っているのかは、全くわからないのだから脚本がうまい。

以下後日