ワイルド・スピード SKY MISSION

アメリカで大ヒットしたことは全然知らなかった。車は空を飛ぶし、鑑賞中にどんどんアドレナリンが高まっていくのを感じた。ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーがコンビを組んでのシリーズ7作目だ。今までは道路上を走っていたけど、今回は輸送機で車を運んでパラシュートで落下する。また、アブダビの高層ビルを2回も飛び移る。派手派手なアクションの中にも、家族の絆をしっかりと描いているのがよかった。遺作となったポールと別れるシーンは、最高だった。

前作で病院送りにしたショウの兄デッカード(ジェイソン・ステイサム)が、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)たちに復讐を挑んでくる。「トランスポーター」のフランクが悪役を担当するのだから、面白くないはずがない。車の運転は抜群にうまいはずだし、マフィアが相手でもひるまない。弟の入っている病院から去っていくのに、一人で乗り込んだことがわかる。いかに凄腕かが一目瞭然だ。東京にいるハンを殺害して、ロサンゼルスに荷物を送りつける。

ブライアン(ポール・ウォーカー)はミア(ジョーダナ・ブリュースター)と結婚して、一人息子の送り迎えにミニバンを運転している。記憶喪失のレティ(ミシェル・ロドリゲス)とドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、徐々にリハビリに入っている。4人が揃ったところに東京からの荷物が届き、デッカードから宣戦布告の電話がかかる。そして、荷物が爆発してブライアンたちの家が吹き飛んでしまう。そこまでのつかみは申し分ないものだった。

デッカードはDSSのホブス(ドウェイン・ジョンソン)のパソコンを昼間から堂々と操作して、ブライアンの仲間の情報を入手する。そして、戻ってきたホブスをエレナ(エルサ・パタキ)といっしょに爆弾で吹き飛ばす。ホズスは片腕を骨折するが、二人共命に別状なし。デッカードの派手な破壊ぶりにミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)が、ゴッドアイという人物探索システムを使えと提案してくる。その条件として、ジャガンデイ率いいる組織に誘拐されたシステムの発明者ラムジー(ナタリー・エマニュエル)の救出を先にすることだった。

輸送機でアゼルバイジャンに運ばれて、車ごと空中に飛び出す。そして、ラムジーが乗っているトレーラーを追いかける。トレーラーのサイドから重機関銃が出てきたのには驚いた。どうやって救い出すのかと思ったら、よく考えられていた。なぜか次の舞台はUEAのアブダビの高層ビルの最上階だ。そこにあるスーパーカーを盗み出すのだけど、車で隣のビルに飛ぶのだからびっくりした。2回の正面衝突も見応えがあった。

攻撃用ヘリと無人爆撃機から逃げるのに、人間をパスするシーンも芸術的だった。アクションもいいし、最後の別れのシーンもいい。もう大満足の出来栄えだった。星4個。

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