007 スペクター

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド4作目の「007」シリーズだ。英国紳士らしくスーツが似合い、女たらしだけど任務を遂行するために全力を尽くす。愛車はアストンマーチンで、絶世の美女が来てもその心を奪ってしまう。今回はQの作る小物兵器はたくさん出てこないけど重要な役割を果たす。上司がなんと言おうと自分の信じる道を進み、世界を救おうとする。生身の人間らしく感情豊かで弱みも見せるけど負けない。素晴らしい内容だった。

まだ先行上映なので、詳しくは書かない。最初はメキシコの死者の祭りが出てくる。骸骨のマスクをつけているのがジェームズ(ダニエル・クレイグ)だ。女性とホテルにチェックインするけど、すぐに屋上に出る。そこから向かいのビルにいる数人の会話を盗聴すると、スタジアム爆破の計画を実行に移す寸前だった。狙撃すると、建物が自分の方に倒れてきてしまう。それが予告編で流れているシーンだ。

メキシコで大騒ぎを起こしてしまったので、ロンドンに呼び戻されてM(レイフ・ファインズ)から謹慎を言い渡される。また国家安全保障局のトップであるマックス・デンピ(アンドリュー・スコット)はダブルオーの組織を解体しようとしていた。マックスの目指すのは各国の情報機関が連携して、集中管理するシステムを作り上げることだった。それは、あたかもインターネットによる監視社会なのだ。

ジェームズはスペクターという強大な組織の会合に潜入するが、敵のボス(クリストフ・ヴァルツ)には顔も知られていた。アストンマーティンでなんとか逃げるけど、愛車は水没してしまう。半端ないカーアクションが見られた。他にもプロペラ機での追跡や爆弾を仕掛けられた建物からの脱出もある。アクションだけも見どころいっぱいなのだ。

さらに、秀逸なのは敵のボスの素性だ。ジェームズを一番よく知っている人間なのだ。ヴェスパーやMを殺したのもそいつの仕業だ。マドレーヌ(レア・セドゥ)という女性と行動をともにすることになるけど、それも脅迫の材料にしてしまう。八方塞がりの状況を打開することなど不可能だと思えてくる。

それを解決に持っていく物語は痛快そのものだった。しかもお洒落で女性も洗練されている。悪役も強敵なのでどうなるのかわからない。最後までドキドキさせてくれて、古い愛車が復活するのが幸せに見えた。ダニエル・クレイグはこのシリーズを卒業するのかもしれない。星5個。

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この記事へのコメント
初にコメントさせていただきます。ジャスターといいます。

私も先行上映見てきましたが、とても出来が良かったと思います。ラストに続く的なテロップが出てきてますが、ダニエルボンドはおそらくラストな予感はしますよね♪


それにしても、敵のボスがMを殺したのも私だと言ってたけど、あれって自分の部下たちがボンドの愛した人々を殺したということを単に言いたいだけで、Mは敵の流れ弾が当たって最終的に死に至っただけですよね? なんだか、こんがらがる内容もしばしばあったんで、少し混乱しちゃいましたw
Posted by ジャスタージャスター at 2015年11月28日 00:56
ジャスターさん、コメントありがとうごいます。
先行上映に行ったかいがありました。
次のボンドが誰になるのか楽しみです。
「007 will be return.」みたいな文章がエンディングクレジットにあったので、シリーズは続くのだと思います。
Mの最後については、過去の記事を確かめないと記憶がありません。

ヒットを期待したいです。
Posted by とらちゃんとらちゃん at 2015年11月28日 14:20
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