気象庁気象学研究所の人工降雪や人工降雨の研究

TBSの「夢の扉ーNEXT DOOR」で今晩放送されたのは、気象庁気象学研究所の「渇水対策のための人工降雨・降雪に関する研究」というものだった。

人工降雨の研究は、古くは雲の中に煙を送り込んだり大砲を打ち込んだりするものもあった。また、ヨウ化銀やドライアイスを飛行機から降らせるものもあった。でも、科学的な裏づけなしにやみ雲にやってみるものが多かった。そこで、気象学研究所所長の村上正隆氏は、風船に取り付けた顕微鏡を雲の中に送り込んで観察を続けた。

高度による水の状態の変化や水粒子の形状と温度や関係など、色々なデータを蓄積して研究を続けた。その結果、首都圏の渇水対策に人工的に雪を降らせるために、ドライアイスを雲の上から飛行機で散布する方法を実験して結果を出している。また、人工降雨のためには、1ミクロンの塩の粒を実験装置の中に入れると、水蒸気が10~40ミクロンの大きさになることに成功した。

彼らの研究は、ACP(atomosphric Chemistry and Physics.net)でも発表されていて世界的に注目を集めている。雨不足に悩むアフリカやアジア諸国への技術援助は、日本だけのためではなく世界の人々のためになる。ゴロゴロ。



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