SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

BBC製作のテレビドラマの特別編をおまけ映像を加えて、劇場公開した作品だ。期間限定公開というのがおかしいなと思ったら、本国ではテレビで放送されたものだった。ヴィクトリア時代のロンドンを舞台にしているけど、ホームズが時々現代に帰ってくるという設定だ。というよりも、ヴィクトリア時代の物語を現在のテレビドラマ製作陣が振り返っているような感じだ。ホームズは夢を見ていて、眠りから覚めると現代になっている。テレビドラマが大ヒットしたのでそういうことにしたのだろう。

NHKBSで放送された現代版を見ていないので、なんだか現代に戻る設定に違和感を覚えてしまった。でも、1885年のロンドンは馬車しか乗り物がなくてその世界にひたるには雰囲気が出ていた。映画冒頭に脚本家が出てきて説明するし、映画が終わった後には登場人物たちのインタビューもあって納得はできる。

事件はウェディングドレスを着た女性が自宅の2階の部屋から通りにいる人々に拳銃で発泡している。その女性は自殺するけど、彼女の夫が死んだはずの妻に散弾銃で殺される。一度死んだはずの妻に殺されるという奇っ怪な事件なので、レストレード警部(ルパート・グレイヴス)はすぐにシャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)に捜査を依頼する。ワトソン(マーティン・フリーマン)といっしょに捜査を開始するが、なかなか手がかりが見つからない。

そんな中を夫が何者かに命を狙われているという女性が相談に来る。すぐにその女性を帰らせて、ホームズとワトソンもあとを追う。怯えている夫はホームズに協力的ではない。でも、ホームズたちに夫を守ってほしい妻は必死になって見張りをしてほしいと頼む。二人が屋敷の外で待ち構えていると、戸締まりをしたはずの屋敷内で夫が殺されていた。そこから、モリアーティ教授(アンドリュー・スコット)も絡んできて忌まわしい企みがあることに行き着く。

女性の社会参加が一つのキーポイントになっているけど、なんだか狐につままれたような内容だった。星2個。

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