バッドマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生

本来住む世界が違うバッドマンとスーパーマンが同じ街に同居していたらどうなるか。そんな取ってつけた面白企画だと思うと仰天するシリアスな内容だった。両者が住む都市が同じだったらが、何かと不都合が起きる。それは相手にする敵のカテゴリーが違いすぎるので、周囲の人間は迷惑千万なのだ。片や宇宙規模のテロリストを相手にしており、片や国内の犯罪組織を相手にしている。両方の正義が激突して喧嘩別れするのかと心配したけど、そうではないので安心してください。

ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)はゴッサムシティーの一番の大富豪で、バッドマンとして街の平和を守っているローカルなヒーローだ。クラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)はメトロポリスの新聞記者で、地球の平和を守るスーパーマンだ。スーパーマンが相手にしているのは宇宙規模の悪党で、時にクリプトン星出身の相手とも戦う。相手は地球を破壊するのが目的なので、戦いの最中にビルなどを壊してしまう。バッドマンとしては、そんな派手な戦闘をされたら迷惑だ。

人間もスーパーマンの行き過ぎた正義の行動が迷惑だと感じだす。スーパーマンが米議会の査問委員会に呼ばれることになり、本当に出席することになる。そこにやってくるスーパーマンは、我々が知っている明るいヒーローではなく暗い影を持ったダークな表情をしている。バッドマンはコウモリ出身なので、黒いスーツが似合うダークさを売りにしている。スーパーマンの地球での母の名前がマーサで、バッドマンの亡き母の名前もマーサと同じ名前でるのがうまい設定だ。

スーパーマンも人の子で、ガールフレンドで同僚のロイス・レイン(エイミー・アダムス)という存在もいる。ロイスが危険な取材現場で死にそうになると、スーパーマンが必ずやってきて助ける。そこに目をつけたのが、多国籍企業の経営者レックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)だった。クリプトン星の秘密の物質を入手して、悪巧みを仕掛けてくる。バッドマンとスーパーマンが戦っている横で、レックスは二人のヒーローの共倒れを願っている。なんともうまくできた脚本なのだ。

ダイアナ・プリンス/ワンダー・ウーマン(ガル・カドット)がちょこちょこ顔を出してどういう女性なのかと思ったら、歳を取らない人類の味方なのだった。ゾッド将軍(マン・オブ・スティールの敵役)が生き返ってくるのが、とってつけたようだけどうまいと思う。二人が喧嘩をしている横に本当の脅威を出現させる。

まるで現代のテロとの戦いのように、どっちが正しいのかわからない状態を作り出している。現実は映画のように単純でないところが、厄介なのだけど。世界の平和も映画のように解決してくれないかと願うもんだ。星3個。

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この記事へのコメント
どうしてレックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)を登場させたのか、予告編で多少感じましたが、彼の存在が生きていましたね。
3作目に彼がどう介入してくるのかが気になりますが、秋の悪役大集合作品とも、リンクしてくるんでしょうね。
できたらTBこちらからもお願いします。
Posted by atts1964 at 2016年04月04日 08:31
atts1964さん、コメントありがとう。

レックスは横入り的な登場の仕方だったように思いました。

大事なのは動機なんでしょうね。

悪役大集合的お祭り作品は大好きなので、楽しみです。

TBはこれからもよろしくお願いします。
Posted by とらちゃんとらちゃん at 2016年04月04日 14:55
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