ズートピア

ズートピア


ディズニーが製作した動物たちだけの世界を描いたアニメだ。動物たちが人間のような社会を作って都会生活をするユートピアならぬ”ズートピア”の様子を描いている。肉食と草食という習慣がなくなり、人間のように食料を食べるようになっている。人間ならDNAが同一だけど動物では全く違う。全く違う動物が同じ世界に住むという究極のユートピアを映像化した。その着眼点や発想力に驚くとし、子供でも見られる娯楽作品にしてしまうのがすごい。

砂漠などの乾燥地帯、ジャングルなどの高温多湿な環境、雪や氷が覆う冷涼地帯、草原が広がるサバンナ、それぞれ住む環境を用意して複合的な都市を作っている。電車も大きな動物、うさぎくらいの動物、ネズミなどの小型の動物の3種類の部屋と入口がある車両である。鉄道の駅も、キリンなどの背の高い動物、カバなどの水が好きな動物、モルモットみたいな小型動物と入口出口が別れている。究極の多様性を受容した社会のシステムが確立している。

ということで、うさぎのジュディは史上初の警察官になる。警察学校に入り落第しそうになってもくじけないで、首席で卒業する。そして、大都会のズートピアにやってくる。警察署の署長は水牛のボゴだ。立派な角と大きな体格で威圧感がはんぱない。受付には太ったチーター・クロウハウザが座っている。足は全然速くないだろう。ズートピアの市長はライオンの市長で、副市長は羊のベルウェザーだ。いかにもその動物の特技を活かした仕事をしている。


うさぎのジュディは勤務初日から張り切って仕事をしようとするけど、署長は動物連続行方不明事件の捜査ではなく駐車違反の係を命令する。ジュディは駐車違反の取り締まりに熱をあげる。すると、小さなネズミの女の子をドーナツの暴走事件から救ったことで意外な動物と親しい関係になる。詐欺師のキツネ・ニックとひょんなことから知り合い、動物連続行方不明事件の解決に乗り出すのだ。

動物が主人公なので得意分野が全然違うし、適した環境も違う。それをうまく融合させて運営する社会の仕組みは、まさに人間も見習うべきものだろう。でも、悪巧みの張本人の正体を知ってしまうと、なんというか欲望は断ち切れないものだと思った。自分が社会の役に立っていると実感できれば、ナマケモノのようなゆっくりした動作の動物でも働くことができる。でも、見方を限定すると自分が虐げられていると感じてしまうのだ。それは周辺にいる動物も、見方を限定しているから起きるのだろう。

シャキーラとAmiの歌うテーマソングがすばらしいし、動物の毛並みまで細かく表現しているのも見所だろう。星4個。

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