スター・トレック BEYOND

レナード・ニモイがスポックを演じていた頃からのファンである自分にとって、未知の宇宙探査に乗り出すこのシリーズは心が躍る。クリス・パインが船長になっての第3弾だ。SWとは違って2大勢力の戦いではなく、なんか因縁のある敵が出現するのがいい。今作は特にそれが際立っており、巨大な宇宙基地や戦闘シーンのダイナミックさが目をみはる。登場人物それぞれに色々な葛藤がしっかりと描かれているのも好感を持った。

宇宙基地ヨークタウンに長い宇宙探査の途中に、エンタープライズ号が立ち寄る。船長のカーク(クリス・パイン)は基地の提督になりたいと思い、相棒のスポック(サガリー・クイント)は自分の星に帰りたいと思い始めていた。ほかにも、長い航海の間には色々なことが起きていた。ゆっくりと休息できると思ったら、未知の宇宙船に乗る女性から救難信号が入る。さっそく彼らは救助に向かう。

その目的地は星雲地帯で危険な場所だった。そこに向かうと、助けを求めてきた異星人が寝返ってエンタープライズ号が攻撃された末に不時着してしまう。異星人は仲間を人質に取られており、許してくれと言う。無数の機械が同じように動いて襲撃してくるのが、蟻のようで空恐ろしい。クラールという異星人が宇宙連邦に復讐するのが、どうも目的らしい。

エンタープライズ号は完全に破壊されて、使い物にならない。乗組員はバラバラになって、相当数が敵に捕まってしまう。でも、カーク、スポック、スコッティ、ボーンズとその星に一人で逃げ出した女性とで反撃に出る。なんと古い宇宙船が残っていたのだ。なんかあまりにも都合が良すぎるとも思うけど、見ている最中にはワクワクしていた。

敵の正体が明らかになったときの驚きも相当のものだった。そして、ヨークタウン宇宙基地を破壊しようとする陰謀を防ぐために、舞台が基地内に移る。大画面で見ると、都市みたいな基地にいる人々は大丈夫なのかと心配してしまう。カーク船長たちと敵のボスとの一騎打ちは手に汗握るものだった。2Dでの鑑賞だったけど、3Dだったらもっとすごいことになっていた。アクションと物語のバランスがうまく取れていて、娯楽作作品として優秀だ。星4個。

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